2010年05月25日

第一回 セリフの研究3、セリフと人物性実践ワーク79


(最終話 正義か悪か〜Alone Agein(4))


「わたしね、誰かを殺すことが
 楽しくて仕方が無いんだ。
 だから、こぉんなに殺しちゃった」


無垢な幼子のように言う華恋。


「なんて恐ろしいことを!
 君は罪悪感を感じずにいられるのかっ!?」

涙しながら怒鳴りつける義太郎。

対して華恋は不思議そうに首をひねる。


「なんで?」


不思議がる。


「なんで、人を殺しちゃいけないの?」



悪ぶってもいない。
格好をつけてもいない。
悲惨な過去に煽られてもいない。
軽はずみに言っているわけでもない。

心から。
心の底から。
本当に分からない。
幼児が世界の全てに疑問を持つような
そんな風に

華恋は

紅蓮愚恋は
言った。


愛らしかった。


恐ろしいまでに。
おどろおどろしいまでに。


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2010年05月24日

第一回 セリフの研究3、セリフと人物性実践ワーク78

(最終話 正義か悪か〜Alone Agein(3))


わけが分からず混乱し涙する義太郎を
華恋は隣の部屋に促す。

その部屋は一面褐色の部屋。
血が乾いた褐色。

その部屋には、褐色の椅子の山があった。
その褐色の椅子の全てに
縛られ木乃伊(みいら)と化した
人だったものが
乗せられている。
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2010年05月23日

第一回 セリフの研究3、セリフと人物性実践ワーク77




(最終話 正義か悪か〜Alone Agein(2))

華恋のマンション。華恋の部屋。

訪れた義太郎は、華恋を問い詰める。

「君は涼や転介、悪人を殺したのか?!」

と。

華恋は

殺人者は

紅蓮愚恋は答える。


「そうです」


あっさりと、いつもと同じ丁寧な口調で。


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