2010年05月25日

第一回 セリフの研究3、セリフと人物性実践ワーク79


(最終話 正義か悪か〜Alone Agein(4))


「わたしね、誰かを殺すことが
 楽しくて仕方が無いんだ。
 だから、こぉんなに殺しちゃった」


無垢な幼子のように言う華恋。


「なんて恐ろしいことを!
 君は罪悪感を感じずにいられるのかっ!?」

涙しながら怒鳴りつける義太郎。

対して華恋は不思議そうに首をひねる。


「なんで?」


不思議がる。


「なんで、人を殺しちゃいけないの?」



悪ぶってもいない。
格好をつけてもいない。
悲惨な過去に煽られてもいない。
軽はずみに言っているわけでもない。

心から。
心の底から。
本当に分からない。
幼児が世界の全てに疑問を持つような
そんな風に

華恋は

紅蓮愚恋は
言った。


愛らしかった。


恐ろしいまでに。
おどろおどろしいまでに。


posted by lilac at 18:00| シナリオ創作演習T | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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