2010年04月02日

「こどもの心理臨床」
第一回 こどもの虐待
追記



前回の最後に、この問題等に関心がある方がおられましたら
ぜひ私と一緒に、ブログを通して
こどもに関する問題に向かい合っていただければ
ということを述べました。

誤解があるといけませんので、
改めて書き記しておきたいのですが

向かい合う、とは、これから掲載していく
こどもの虐待や、こどもの心理臨床の内容を
単にシナリオのネタにするということでは、ありません。

これらの問題をシナリオの読み手や視聴者の
興奮や刺激を誘うために用いてしまうことは
多くの誤解を招きます。

そして、その誤解は
これから描く問題の当事者達を
不当に追い詰める一因になります。

もし、シナリオを通じて
これらの問題を誰かに伝えたいという熱がありましたら
ただ単に面白さ、インパクトのある事項だけを拾うのではなく

私達と同じ社会の中で、同じ一つ屋根の下で
つまり私達の身近で、隣で
私達と同じく人生を生きている誰かが
これから書くような状況の中にいるということを
思い出してみるとよいと思います。

その上で
まずは、私も含めてみなさんそれぞれが、
どのような眼差しでこれらの問題に向かい合うのか
それを意識していくことが
大切だと思います。

「わたしはこの問題対してどう向き合うのか?」

私達の多くはこれらの問題に関する援助の専門家では
ありませんから、直接的な援助をするわけではありません。

しかし、文字情報を通じてこれらの問題に触れるとき
常のこの「どう向き合うのか?」という意識を
持っていきたいと思います。

お勉強ではありませんよね。
単なる知的な情報、ととらえるのではなく
それぞれが自らの視点、問題意識、熱量をもって
向かい合っていけたらと思います。


もしシナリオにおいてこれらの問題を表現するときに
その眼差し、問題意識が
しっかりとにじみ出てくれば

そのシナリオは、虐待などの問題を
単にドラマのネタにしただけの軽薄な作品とは違う

深みや視点をもった創作表現に成ると思います。










posted by lilac at 20:00| こどもの心理臨床 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月31日

こどもの心理臨床
はしがき

この「こどもの心理臨床」では
こどもの、虐待、発達障害、精神疾患、学校問題など
心理臨床的な問題に、向き合いたいと思います。

いまのところ考えている予定は

第一回「こどもの虐待」
第二回「発達障害(自閉症)」
第三回「発達障害(AD/HD 注意欠陥多動性障害)」
第四回「発達障害(LD 学習障害)」
第五回「こどもの精神疾患」
第六回「こどもの精神疾患(摂食障害)」
第七回「学校の心理臨床(不登校)」
第八回「学校の心理臨床(いじめ)」
第九回「リストカット」
第十回「子どもの自殺」


となっています。



次回からは「子どもへの虐待」について考えていきます。

私が信頼する玉井邦夫先生の著書『<子どもの虐待>を考える』
を中心に考察を深めるなか
大学で受講した「発達臨床心理学」「児童虐待」「児童精神医学」の
講義内容を振り返り
話を進めていきたいと思います。

「子どもへの虐待」は深刻な問題です。

人格が形成される初期の段階において
虐待を受け続けた子どもは、
その後の人生に、肉体的損傷、
精神的問題、課題、外傷を抱え
生きなければなりません。

また、虐待を加えてしまう親も
その罪悪感に、苦しみもがき続けなければなりません。

虐待は、われわれの身近で起こっていながら
そこに介入し、援助することが
困難と言われています。

第一回目の「こどもの虐待」では
玉井先生の本を通じて、
こどもの虐待に向かい合っていきたいと思います。



ただし、私がなかなかこの執筆に
多くの時間をさけない関係もあり

この「こどもの心理臨床」の書き方は、
私が書籍を読み込み、重要だと感じた部分の
一部抜粋になります。

重要で印象的な言葉を選び抜くつもりですが
難点としては、本の全体や、その言葉が出てくるまでの文脈が
伝わりにくいため、誤った解釈を誘ってしまう可能性があることです。

もちろん、誤った解釈であっても
本人にとってはとても意味のある解釈だという場合もあるので
それはそれで、大事にするべきだと思いますが

よりしっかりと本の内容が知りたい場合
また、こどもの心理的問題に深い関心をもって
向かい合いたい場合は
書いていく中で引用した本の内容をお伝えしますので
私が参考にした本を購入してもいいですし、
図書館借りても良いので
一度、読んでみることをお薦めします。


もしみなさんの中にも、この問題も含め
こどもの心理臨床的問題に関心がある方がおられましたら
ぜひ私と一緒に、ブログを通して
こどもに関するさまざまな問題に向かい合っていただければ
幸いです。



posted by lilac at 02:10| こどもの心理臨床 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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